二條為明卿 新古今集切軸装 春歌四首 堀江知彦箱書

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¥ 258,000 税込

商品番号: c-2570

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作者 二條為明
南北朝時代の歌人・公卿。定家の四代後で御子左家の三代目、権中納言二条為藤の子。正三位権中納言・民部卿に至る。
足利義詮に重用されて歌壇の中心人物となり、後光厳天皇から『新拾遺集』の撰修を命ぜられたが、修了前に没した。
『続千載集』以下の勅撰集に四十三首の和歌を収める。貞治3年(1364)70才没。
寸法 本紙:横15.5 縦18
総丈:横41.3 縦142.5
付属品 極め札
箱書 堀江知彦、昭和42年12月箱書  書家・書道史家。東京生。号は秋菊。
早稲田大学国文科卒。
東京国立博物館に勤務した後、二松学舎大教授を務めた。
古筆鑑定にすぐれ、また会津八一研究の第一人者としても知られる。
著書に『書の歴史』『日本の書』がある。
昭和63年(1988)81才没。
店主より一言 新古今集春歌下で118から121の四首です。

「やまざくら はなのしたかぜ ふきにけり きのもとごとの ゆきのむらきえ」
歌意は「山桜の木の下に風が吹いたようです。どの木の元も散った花が、雪のむら消えのように風に吹き飛ばされてまだらになってます。」
「重之 はるさめの そぼふるそらの おやみせず おつるなみだに はなぞちりける」
歌意は「春雨がしっとり降っている空から止むこともなく落ちる雫。そんな雫のように落ちる 私の涙の中で花は散った。」
「重之 かりがねの かえるはかぜや さそうらむ すぎゆくみねの はなものこらぬ」
歌意は「北に帰る雁の羽風が誘うのかな。雁が去って行く峰の花も残ってません」
「具親 ときしもあれ たのむのかりの わかれさえ はなちるころの みよしののさと」
歌意は「時節と言うものがあって田の面の雁が旅立つ時と分かっていても、その別れは花が散る時分と相まって吉野の里のわびしきことです。」
本紙は虫食いの跡がございますが表具は一文字、中回しとも上等の金襴を使用しており高級な表具で良い状態です。