サン・ルイ Saint Louis
サン・ルイは、フランスで1586年に創業したヨーロッパで最も古い硝子器メーカー。
現在はエルメスグループの傘下にある。
ルイ15世が、既存のガラス工場を王立ガラス工場とした際に与えられた名前。
鉛を配合した透明度と強度の高いガラスやサンルイクリスタルの開発に成功し、
ガラス工業で遅れを取っていたフランスを一気に盛り上げた。
王制時代には、技術の流出を防ぐため、遠方へ行く際はかならず申請をするなどの
制限が従業員に課せられ、最高は死罪まであった。
それだけ製品の完成度が高いということである。
現在も作り続けられていますが、クリスタルの重みや切子技術の細やかさ、
昔のサンルイグラスは、現在のもよりずっと滑らかで細かな曲線でできています。
戦前の方が今より良い商品を生み出していたと言われています。