ヘレンド

ヘレンド【HEREND】
ヘレンドハンガリー・ヘレンド。1826年、ブタペストから120kmヘレンド村に窯が開かれました。
1839年、モーリツ・ファルカス・ハージ・フィッシャーにより陶器から磁器へ製造が変更。
皇帝フランツ・ヨーゼフやハプスブルク家より恩恵を受けることとなります。

1851年、イギリスで開催された万国博覧会でシノワズリのディナーセットが
ヴィクトリア女王の目に留まりイギリス貴族の中に広まります。
このシリーズはウィンザー城に持ち込まれたためのちに
ヴィクトリアというパターンになるほどのシリーズになります。
その他ヘレンド窯の出資者でもあったロスチャイルド家のために作られたロスチャイルドバードなど
貴族ゆかりの品々が作られたのもこの時期でした。

1867年のパリ博では柿右衛門写しであるインドの華がナポレオン3世の妃の目に留まるなど世界中の王族貴族が注目する窯となりました。 シノワズリやジャポニズムなど東洋趣向の強かったヘレンドはハンガリーが愛する国をあげての窯に発展していき現在に至ってます。