ミントン(Minton)は、イギリスの陶磁器メーカー。
1793年、銅版転写の彫刻師だったトーマス・ミントンによって創業された。
やがてボーンチャイナの製造に着手して飛躍的な発展をとげました。
ミントンは豪華に金彩を施した食器を数々生み出し、1840年、ビクトリア女王より賞賛される。
1863年、ミントンは高度な金装飾技法である「アシッドゴールド製法」を開発。
1870年には最高の装飾技法として知られる「パテ・シュール・パテ技法」を導入しました。
戦後になるとミントンは、金彩を施したシリーズから一変し、
1948年、デザイナーのジョン・ワズワースがハドンホール城の壁画をヒントにした「ハドンホール」を発表、
ミントンの永遠の定番品として、その名を世界に知らしめることとなる。
また、「ハドンホール」と同時期にデザインされつつも、採用とならなかった「ハドンホールブルー」が
1993年に発表され、以後「ハドンホール」と並ぶベストセラーとなる。