六代 真伯宗守 静々斎(せいせいさい、1693年(元禄6)~1745年(延享2))
武者小路千家6世家元 真伯宗守
5世文叔宗守の子として生まれる。
15歳のときに父と死別、以降家督を襲名して高松松平候への出仕。
よく家を守ったが、6世宗守の活躍した時代が江戸中期に差し掛かり、
明国から渡来した明朝体の文字など新しい芸術文化の移り変わりの時期と重なり、
歴代中最も雅趣に秀でた人とされている。
書のほかに手造りの茶碗、茶杓の優品を多数後世に残している。
代々武者小路家に伝わる名物茶碗「銘、木守」を写した茶碗が代表作として知られている。