和田三造

(わだ さんぞう、明治16年(1883)3月3日~昭和42年(1967)8月22日 84才没)
兵庫県朝来郡生野町(現・朝来市)に生まれる。

1900年、黒田清輝邸の住み込み書生となり、師事する。
1901年、東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科選科に入学。
1905年、白馬会展で『牧場の晩帰』が白馬会賞を受賞。
1907年、第1回文部省美術展覧会(文展)に出品した『南風』が2等賞(最高賞)を受賞。
1909年、文部省美術留学生として渡欧する。
1917年、文展審査員。以後、文展や、帝展に出品する一方で、装飾工芸や色彩研究にも力を入れる。
1920年、染色芸術研究所を設立。
1954年、映画「地獄門」でアカデミー衣装デザイン賞を受賞。

帝国美術院会員、日本芸術院会員、東京美術学校教授、日本色彩研究所理事長、文化功労者。

晩年は油彩画の他、工芸や水墨画にも活躍する。