国吉康雄

(くによし やすお、明治22年(1889)9月1日~昭和28年(1953)5月14日 63才没)
岡山県岡山市生まれ。

1906年、岡山県立工業学校を中退し、単身アメリカへ渡る。
ロサンゼルス・スクール・オブ・アート・アンド・デザインに通い、3年間学ぶ。
1910年、ニューヨークに移り、ナショナル・アカデミー・オブ・デザイン、
インディペンデント・スクール・オブ・アーツで学んだ。
1916年、アート・ステューデンツ・リーグに入学。ケネス・ヘイ・ミラーに師事する。
在学中、ニューヨークの反アカデミズム系作家集団「ペンギン・クラブ」の会員となり、
中心メンバーのジュール・パスキンと親交を結ぶ。

1929年、ニューヨーク近代美術館の「19人の現存アメリカ画家」に選ばれ、
アメリカの画家としての評価を不動のものとする。
1931年、カーネギー・インスティテュート主催の国際美術展で佳作を受賞。
1933年、母校のアート・ステューデンツ・リーグの教授に就任、以後没年まで20年間その職にあった。
1948年、「ルック」誌が現代アメリカの10人の画家に選出。
2004年、「カフェ」が日本郵政公社発行の『日米交流150周年記念』切手デザインとなった。

現在では、ベン・シャーン、エドワード・ホッパーらとともに、
20世紀前半のアメリカを代表する画家の1人として評価されている。

鑑定人・鑑定機関

東美鑑定評価機構
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