岩田専太郎

岩田専太郎(いわた せんたろう、1902年(明治35)~1974(昭和49))
東京都出身。

菊池契月、伊東深水に師事。
昭和時代の新感覚挿絵作家として一世を風靡し独自の女性像を得意とした。
氏の描く女性像は艶やかで、その色香を伝える描写力は登場人物の個性を引き出し、
司馬遼太郎「竜馬が行く」や松本清張「美しき闘争」などをはじめ、
多くの風俗時代小説の挿絵に起用され一般にも多いに評価を得た。

印名は「SEN」「SENTRO」「せんたらう」「専太郎」篆書崩印「岩」崩印「S」など
作品は東京国立近代美術館などに所蔵されている。