浅野陽

浅野陽 (あさの あきら、1923-1997)
東京都本郷に生まれ。

初めは漆芸を専攻していたが、東京美術学校の工芸技術講習所にて富本憲吉、藤本能道らに影響されて
陶芸の道に進む。
独立後は日本工芸会主宰の日本伝統工芸展などに出品を重ね工芸会正会員に就任。
そのほか、個展を中心に作品発表。

「陶芸における美は使わないと半減される」との信念に基づき用の美を追求、特に食の造詣も深く研究して
料理と器形にこだわり作陶を展開。
その為、作品は鉢や盛器、皿といった日常使用を目的とした物が多く花瓶、香炉、香合などの茶陶は少ない。
また、陶芸入門書、料理入門書、など著書も多数出版。