畠春斎

二代目 畠春斎(はた しゅんさい、1944年(昭和19)~2007年)

父初代畠春斎の下茶の湯釜を制作し1971年に日本伝統工芸展初入選。
以降現在まで同展を中心に出品し入選27回を数え、73年日本伝統工芸展奨励賞、
78年日本伝統工芸展日本工芸会長賞を受賞。
父の歿に伴い82年に2代春斎を襲名。

他、79年に日本金工展文化庁長官賞、92年に伝統工芸保持者選賞など。

当初は無地紋や霰(あられ)紋といった伝統の茶の湯釜を製作していたが
次第に独自に造形力を発揮。
現代感覚にあった斬新な作品を残し特に線状紋の研究には余念がなかった。

印名は「春斎」 「貮代春斎」 「畠重男印」 など