良寛

良寛(りょうかん、宝暦8年(1758年11月2日)~天保2年(1831年2月18日) 74才没)
越後国出雲崎(現・新潟県三島郡出雲崎町)に生まれた。

名主見習いだった良寛は18歳のとき出家。
玉島(岡山県倉敷市)の円通寺の国仙和尚に師事し、諸国を廻る。
義提尼より和歌の影響を受ける。

良寛の名は、子供達を愛し積極的に遊んだという行動が人々の記憶に残っている。
また戒律の厳しい禅宗の僧侶でありながら般若湯(酒)を好み、良寛を慕う民と頻繁に杯を交わした。

生涯寺を持たず、諸民に信頼され、教化に努めた。良寛自身、難しい説法を行わず、
自らの質素な生活を示す事や、簡単な言葉によって一般庶民に解り易く仏法を説き、
一般民衆のみならず、様々な人々の共感や信頼を得る。

新潟県三島郡に良寛記念館がある。