鳥居清信

鳥居清信(とりい きよのぶ、1664年(寛文4)~1729年(享保14))
大坂出身。通称は庄兵衛

鳥居派初代

絵師鳥居清元の子として生まれ、1689年に父と共に大坂から江戸に移る。
その時父が市村座などの看板絵を手掛けたことから、清信も父に習い役者絵を描くようになり、
役者の手足をひょうたんのようなくびれた形に描き、描線をみみずが這っているような
メリハリある形で表現した「瓢箪足蚯蚓描(ひょうたんあしみみずがき)」とよばれる独自の描法を確立し
鳥居派の祖として名を馳せた。

役者絵が主であるが、そのほかにも菱川師宣の影響を受けた美人画なども残して、
また狩野派、土佐派の画技にも精通していたとされる。

印名は「清信」など