麻田鷹司(あさだ たかし、1928-1987年、58才没)
京都市に生まれる。本名は昂(たかし)。父は日本画家の麻田辨次。
1949年、京都市立絵画専門学校日本画科卒業。
在学中の1948年、第1回創造美術展に「鷹司」の画号で入選。
1951年、創造美術の準会員となる。
同年、新制作協会日本画部に移り、その会員となる。
1954年、第1回現代日本美術展(毎日新聞社主催)に選抜出品。
1960年、第1回個展を東京画廊(東京・銀座)で開催。
モダニズムの絵画表現をこなした上で、岩絵具の質感や金銀箔を活用した写実的風景画で人気を博した。
1967年、法隆寺金堂再現模写事業に従事。
1970年、武蔵野美術大学教授をつとめる。
1974年、創画会結成とともに会員となる。
1979年、麻田鷹司-今日と明日-展を東京銀座・松屋で開催。
1986年、洛中洛外-麻田鷹司展を何必館・京都現代美術館で開催。
1987年、死去。享年58。