齋藤明

1920年~2013年

1935年より父から型鋳造の技法を学ぶ
1938年 父の急逝 鋳物工場を引き継ぐ 工房は佐々木象堂、2代宮田藍堂ら蠟型を得意とした佐渡の鋳金家が冬の間制作場としたた     め、彼らから技術指導を受ける機会に恵まれた
1950年 高村光太郎の弟で鋳金家の高村豊周に師事し、豊周が72年逝去するまでその工房の主任をつとめた
工房では高村光太郎の彫塑原型のブロンズ鋳造を多く手掛けた
1968年 第13回日本茶器花器美術工芸展で青銅大壺「跡」で文部大臣賞を受賞
1973年 浅草寺五重塔の建立にあたって、塔納置の舎利容器を制作
1975年 日本伝統工芸展に「蠟型朧銀流水壷」を初出品、初入選し、以後日展から伝統工芸展に移る
1987年 第17回伝統工芸日本金工展に「蠟型朧銀花器」を出品、東京都教育委員会賞を受賞す
1993年 国の重要無形文化財保持者に認定
1995年 勲四等瑞宝章を受章した