森口華弘

森口華弘(もりぐち かこ、1909年(明治42)~2008年(平成20))
滋賀県守山市出身。本名は平七郎。号は華弘。

1924年より京友禅師中川華邨に師事。四条派画家疋田芳沼に日本画を学ぶ。
1939年に独立。
蒔絵技法のひとつ梨子地と伝統の染め技法である撒糊を組み合わせた独自の技法により
創作的な技術を完成させる。
1955年、第2回日本伝統工芸展に3作品を初出品しすべてが入選。その内一点が朝日新聞社賞に選出。
翌年第3会展でも文化財保護委員会会長賞を受賞する。
67年には58歳の若さで国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。
71年に紫綬褒章、80年に勲四等旭日小綬章を受章など日本を代表する友禅師として
国内のみならず世界的に高い評価を得ている。
平成20年2月21日逝去。

印名は「華弘」など