本居宣長

本居宣長(もとおり のりなが、1730年(享保15)~1801年(享和元))
三重県出身。本名は小津冨之助のち小津英貞のち本居宣長

松阪の木綿商小津家の次男として生まれる。
兄が早死であった為、22歳のときに家督を襲名する。
しかし家業の経営が上手くいかず、1752年に京都で医者を目指し朱子学者・城景山に師事。
荻生徂徠の学問に私淑して、国学に傾倒するようになる(この頃に本居宣長と改姓・改名している)。
57年には松阪に帰り医者を開業する傍ら、国学研究を進め、63年にはかねてより私淑していた
賀茂真淵に本格的に入門、以降、古事記の研究に没頭。
35年という歳月をかけて古事記の注釈である「古事記伝(全44巻)」を98年に完成させている。
源氏物語の注解「源氏物語玉の小節」などを残しており、江戸中期~後期を代表する国学者として
名を残している。

印名は「鈴屋之印」など