奥山峰石(おくやま ほうせき、1935年(昭和10)~(現在))
山形県新庄市出身。
鍛金家の佐原宗峰、次いで田中光輝に師事。
日本伝統工芸展ほか工芸展に出品。
1984年、伝統工芸日本金工展にて文化庁長官賞を受賞、同年日本工芸会正会員に認定される。
1989年、日本伝統工芸展高松宮記念賞受賞をはじめ多数の受賞を重ねる。
1995年、鍛金技術で国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定、97年には紫綬褒章を受章。
銀板をすばやく打ち出して現代感覚溢れるシャープで斬新な造形を生み出して
酒器、花瓶、銀瓶、器物のほか香合、建水などの茶道具に秀作を見せる。
またそうした作品に象嵌、鑞流、金消といった技法で装飾を施し格式の高さも演出している。
印名は「峯石」(「峰石」)など