高橋敬典(たかはし よしのり、1920年 ~ 2009年6月23日)
山形県出身。
1940年、家業の高橋鋳造所(現山正鋳造株式会社)を継承。伝統工芸鋳金作家として作品を制作する。
1951年、日展初入選(以降7回入選)となる。
1960年、日本花器茶器展で読売新聞社賞受賞、65年中小企業展通産大臣賞受賞、
72年第12回日本伝統工芸新作展日本工芸会賞受賞、76年第23回日本伝統工芸展NHK会長賞受賞など数々の受賞、また皇室関係の献上品として釜を製作するなど山形県の文化向上にも貢献。
1991年、国指定重要無形文化財技術保有者の認定。翌92年に勲四等瑞宝章、
1996年に河北文化賞受賞などを受賞している。
茶釜、鉄瓶、銚子など茶の湯作品を60年以上に渡り制作し、
古釜の模倣から新しい斬新な造形や文様の作品を展開。