田崎草雲

田崎草雲(たざき そううん、1815年(文化12)~1898年(明治31))
江戸出身。本名は芸または、明義。金井烏洲・川崎梅翁・谷文晁・春木南溟に師事。

幕末~明治に活躍した南画家として有名。
初め、足利藩の藩士または、お抱え絵師として活躍、尊皇、勤皇を掲げていた。
維新後は画業に専念し、日本の古画や中国の書風を研究し、独自の画風を樹立する。
特に、草雲の南画山水は、スケールの大きさと繊細さの調和がすばらしく、国内外で評価された。

1890(明治23)帝室技芸員拝命。
1893(明治26)シカゴ万博名誉大賞受賞。

門下には、小室翠雲。代表作に「寒山行旅図」等

印名は「帝室技藝」(「帝室技芸」) 「田氏」 「芸」(「艸云」) 「田芸」 「田崎艸雲印」
「艸雲」 「艸雲頑仙」 「白石生」 「蓮仙畫屋」(「蓮仙画屋」) 「梅溪書室」(「梅渓書室」)
「田艸情玩」 「田芸清玩」 「田艸云書印」 「草雲子」 「白石山房」 「白石生」 「草山人」
「白石子」 「草雲眞逸」 「蒼古」 「小洞定貝」 「画中人」 「蒼古」 「硯田農夫」 「蓮袋画屋」 など