ベルリン王立磁器製陶所(KPM Berlin)は1763年9月19日、プロイセン王国・ベルリンのフリードリヒ大王によって創業された磁器製陶所。
西洋初の白磁として成功したザクセン王国・マイセンのヨハン・フリードリッヒ・ヘドガーが
地元ベルリンから逃亡し、別の地で成功したことに忸怩し、
大王自ら指揮を執り、1763年に “王家の青紋章”をシンボルにした陶器工場を作らせました。
マイセンから技術者を集めるなどをして、ベルリン王立磁器製陶所を最高水準へと高めた。
以来、各時代様式を反映した陶器を次々と生み出して行きました。
時代の流れを経て、KPMの名前は陶器の世界でモダン・クラシックを代表する存在として
位置付けられています。
愛好家達はKPMの陶器を『白色をした金』と呼びます。
1点1点が手作りされているため唯一無二の作品は、特徴的な絵柄でも世界的な認識を得ています。
伝統的な手作業による製造方法と、クオリティの高い技巧、そして先進の創造性とのつながりが
この陶製品の歴史を築いたと言われています。