ロブマイヤー【Lobmeyr】
1823年、ウィーンに創設される。
1835年にハプスブルグ家の「皇室御用達」の称号を賜り、その名声は確立される。
ロブマイヤーは、熟練した職人たちによる、宙吹きのグラス成形、ハンド・カッティング、コパーウウィール・
エングレーヴィング(銅のホイールによる文様の彫刻)の技法を守り続けています。
ロブマイヤーの製品は、鉛を入れない「カリ・クリスタル」を素材とすることを徹底しています。
これは、軽やかさへのこだわり、つまり飲み物を入れる器として、鉛を含む「レッド・クリスタル」は重く
適さないと考えるからです。さらに、「カリ・クリスタル」という素材は、グラスという素材の脆弱さを脱し、
堅牢さを実現しました。
目先の美しさだけにとらわれない、器としての機能性を十分に考慮した職人魂の作り出した、
究極の「道具」であるといえましょう。