金山平三

金山平三(かねやま へいぞう 1883-1964)
兵庫県生まれ。

1909年、東京美術学校西洋画科卒業。藤島武二に師事。
1912年、渡欧(~15年)
1916年、文展で特選受賞。
1917年、文展で特選受賞。
1919年、帝展審査員。(~34年)
1936年、官展離脱。
1944年、帝室技芸員。
1945年、皇太子および義宮に作品を献上。
1957年、日本芸術院会員。
1959年、日展顧問。

鑑定人・鑑定機関

日動画廊内各鑑定委員会
〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-16
Tel:03-3571-2553
https://www.nichido-garo.co.jp/appraisal.html

香月泰男

(かづき やすお、明治44年(1911)10月25日~昭和49年(1974)3月8日 63才没)
山口県大津郡三隅町(現・長門市)出身。厳格な祖父に育てられる。

1931年、東京美術学校に入学し藤島武二の教室に学ぶ。
1936年、美術学校卒業後、北海道庁立倶知安中学校(現・北海道倶知安高等学校)の
美術科教師として着任。
その後、山口県立下関高等女学校(現・山口県立下関南高等学校)に転任。

太平洋戦争勃発により召集を受け、兵として満州へ。
ソ連に抑留され、シベリア、クラスノヤルスク地区のセーヤ収容所で強制労働に従事。
これが原体験となり、その後の作品全体の主題・背景となる。

1947年、シベリア抑留から引き揚げ、下関高等女学校へ復職。
1966年、九州産業大学芸術学部油絵科の主任教授を委嘱される。
1969年、「シベリア・シリーズ」で第1回日本芸術大賞を受賞。
1993年、生家に近い三隅町湯免に三隅町立香月美術館として開館。のちに、香月泰男美術館と改名。

鑑定人・鑑定機関

香月婦美子
〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-19(瞬生画廊内)
Tel:03-3574-7688

葛西四雄

葛西四雄(かさい よつお、1925年(大正14)~1990年(平成2))
青森県出身。青森師範学校中退

昭和33年、示現会に出品(以降毎年)。
昭和46年、日展で「北の漁村」、53年に「北の浜」で特選受賞。

漁村風景や海景色を描くが、その風景は穏やかな海ではなく暴風や降雨(雪)などの
東北の海(特に冬)であり、波が荒れ狂っている様子を力強いタッチで描いており
その筆致は海の恐怖をまざまざと表現するものである。
一見すると無造作に見える波の筆致だが、計算されつくした遠近法の技術と描写力が光る。

サインは「yotsuo.kasai」

所属は示現会理事、日展会員