山本彪一

山本彪一 (やまもとひょういち、大正4年(1915)~平成11年(1999) 84才没)
栃木県に生まれる。

1937年、早稲田大学卒業後、猪熊弦一郎に師事する。 1943年、文展初入選。
1947年、光風会会員に推挙。
1977年、フランス政府よりパームコマンドール勲章授章。
パリを中心にした欧州の街や、バラの絵を多く制作。
光風会展、日展に多数出品。
光風会会員。

鑑定人・鑑定機関

日本洋画商協同組合鑑定登録委員会
〒104-0061 東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6階
TEL:03-3571-3402
http://www.yokyo.or.jp/jada/judge.html

山口薫

(やまぐち かおる、明治40年(1907)8月13日~昭和43年(1968)5月19日 60才没)
群馬県の榛名山麓の村、箕輪(現箕郷町)に、11人兄弟の末子として生まれる。

1930年、東京美術学校を卒業。その後、3年間フランスに留学。
1934年、帰国後は滞仏時代の友人である津田(大津田)正豊、津田正周、長谷川三郎、村井正誠、矢橋六郎、シャルルユーグとともに新時代洋画展を結成。
1937年、自由美術家協会を結成。
1951年、武蔵野美術大学講師に就任。
1960年、芸術選奨文部大臣賞受賞。
1964年、東京芸術大学教授に就任。

国内ばかりではなく、海外でも高い評価を受けている。

山本鼎

山本鼎(やまもと かなえ、1882年(明治15)~1946年(昭和21))
愛知県出身。東京美術学校卒

はじめ、浜松の木版工房にて版画技法を修得後、上京して東京美術学校にて学ぶ。
卒業後は、石井柏亭らと共に、美術同人誌「方寸」を発行して、創作版画を掲載。
1912年よりフランスに留学して、美術学校エコール・ド・ボザールにて版画の研究を進める。
帰国後の17年には、再興日本美術院同人として迎えられる。

創作版画と平行して、児童画、農民美術にも力をいれて、翌18年には日本創作版画協会、
19年には日本農民美術研究所の設立に、中心的立場となって参加。多方面に活躍と功績を残す。
24年には春陽会の創立メンバーとなり、以降は同会の出品や個展を中心に作品を制作。

風景、人物、そのほかにも麒麟麦酒のラベルデザインなど、幅広いモチーフと自由な作域で、
本格的な洋画作品から、コミカルな筆致の創作版画まで製作した。

サインは「鼎」

鑑定人・鑑定機関

日本洋画商協同組合鑑定登録委員会
〒104-0061 東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6階
TEL:03-3571-3402
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安井曾太郎

(やすい そうたろう、 明治21年(1888)5月17日~昭和30年(1955)12月14日 67才没)
京都で木綿問屋を営む商人の家に生まれる。

1903年、聖護院洋画研究所(のち関西美術院)に入所し、
浅井忠らに師事。同時期、梅原龍三郎も学んでいた。
1907年、先輩画家の津田青楓とともに渡欧、アカデミー・ジュリアンに入学。
ジャン=ポール・ローランスに師事する。
1915年、第2回二科展に滞欧作44点を出品し、二科会会員にも推挙される。
1956年、安井記念賞が創設される。

帝国美術院会員、東京美術学校教授、文化勲章受賞、日本美術評論家連盟初代会長。

梅原龍三郎とともに第二次世界大戦前後を通じて昭和期を代表する洋画家と評されている。

鑑定人・鑑定機関

日動画廊内各鑑定委員会
〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-16
Tel:03-3571-2553
https://www.nichido-garo.co.jp/appraisal.html

村上隆

(むらかみ たかし、Takashi Murakami、昭和37年(1962)2月1日~)
東京都板橋区出身。現代美術家で日本におけるポップアートの代表者。

1986年、東京芸術大学美術学部日本画科卒業。
1988年、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。
1991年、個展「TAKASHI,TAMIYA」で現代美術アーチストとしてデビュー。
1993年、東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
1994年、ニューヨークにロックフェラー財団の奨学金で留学。制作活動に専念。
N.Y.スタジオを設立し、フリーペーパーの表紙で作品を次々と発表する。
2001年、アメリカロサンゼルスで、展覧会『SUPER FLAT』展が開催され全米で話題となる。
2003年春、ニューヨークのオークション会社・サザビーズにて
等身大フィギュア『Miss Ko2』が50万ドル(約5,800万円)で落札され、話題となった。
これは当時の日本現代美術作品の最高額である。
同年、ルイ・ヴィトンの依頼で鞄をデザインする。
2005年、ニューヨークで個展「リトルボーイ展」を開催。 (最優秀テーマ展覧会賞)
2007年、アメリカ・ロサンゼルス現代美術館(MOCA)で、
大規模な展覧会「村上隆回顧展(C)MURAKAMI」が催される。
2016年、『第66回芸術選奨』文部科学大臣賞(美術部門)を受賞した。

松本竣介

松本竣介(まつもと しゅんすけ、1912年(大正元)~1948年(昭和23))
東京都出身。太平洋洋画研究所卒

出身は東京だが、幼少期は岩手県にて過ごす。
13歳の頃、聴力に障害を持ち難聴となり、そのことがきっかけで画家になることを決意。
上京後、太平洋洋画研究所に学ぶ。
その後は二科展に出品、前衛的な作品を展開し、二科会の前衛的グループ九室会に入会。

太平洋戦争中は、作品に制限がされ、戦争絵画に類した作品しか制作が許されなかったため、
靉光らと共に新人画会を結成。
戦後からは自由美術家協会展に出品するが、36歳と言う若さで没した。

独自の前衛画風を確立しており、青系と茶色系の背景に黒と白の線で描かれた
風景や人物が、背景の色に縛られることなく存在し、この不規則な描法は松本独自のものであり
具象と象徴が混在した画風とも言える。
1940年に制作された代表作品「都会」では、後の戦争時代への傾斜・不安・悲愴さが
よく表現されている。

サインは「matumoto.s.」など

森本草介

(もりもと そうすけ、昭和12年(1937)8月14日~平成27年(2015)10月1日)
画家・森本仁平の長男として朝鮮全羅北道に生まれる。

1957年、阿佐ヶ谷美術研究所に通う。
1958年、東京芸術大学油絵科入学。
1961年、安宅賞受賞。
1962年、東京芸術大学卒業、専攻科に進む。
1963年、同科を修了し、芸大助手となる。国画会第37回展(東京美術館)に「聚」初出品、初入選。
1966年、国画賞受賞、助手を辞める。
1969年、十騎会の結成に加わる。
1995年、森本草介画集が刊行される。

棟方志功

(むなかた しこう、明治36年(1903)9月5日~昭和50年(1975)9月13日 72才没)
青森県青森市の刀鍛冶職人の三男として生まれる。
彼は版画を「板画」と称し、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けた。

1928年、平塚運一を訪れ、版画を学び始める。
第8回日本創作版画協会展、第6回春陽会展に版画が入選、
第9回帝展に帝展に「雑園」(油彩画)を出品、初入選。
この頃から版画へと興味を移し、本格的な木版画制作を始めた。

1931年、油絵と版画による最初の個展を開催。
1932年、日本版画協会会員となる。
1937年、国画会同人となる。版画に宗教的境地が現れてくる。
1956年、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に『湧然する女者達々』などを出品。
日本人として版画部門で初の国際版画大賞を受賞。
1969年、青森市から名誉市民賞。翌年には文化勲章を受章する。従三位。
1971年、日展常任理事となる。
1975年、東京にて永眠。
青森市の三内霊園にゴッホの墓を模して作られた“静眠碑”と名付けられた墓がある。

富山県南砺市に棟方志功記念館愛染苑、青森県青森市に棟方志功記念館がある。

宮永岳彦

(みやなが たけひこ、大正8年(1919)2月20日~昭和62年(1987)4月19日 68才没)
静岡県磐田郡(現・磐田市)生まれ。
油絵をはじめ、小田急電鉄や全日本空輸のポスター、童画、週刊漫画TIMESなどの表紙画、挿絵、水墨画などの作品を残した。

1931年、名古屋市立工芸学校に入学。
1936年、松坂屋百貨店名古屋本店入社。
1942年、第29回二科展「いもん」で初入選。
1946年、復員。松坂屋百貨店銀座店宣伝部に勤務。
1947年、二紀会創立展に出品。
1972年、二紀会理事に就任。
1974年、「皇太子・同妃両殿下御肖像画」制作。秦野市功労者表彰を受賞。
1978年、「平和憲法公布記念式典図」制作
1979年、第1回東郷青児美術館大賞受賞。

日本芸術院賞受賞、紺綬褒章受章、勲三等瑞宝章受章。

三岸節子

(みぎし せつこ、明治38年(1905)1月3日~平成11年(1999)4月18日 94才没)
愛知県尾西市の富裕な地主の四女として生まれる。夫は三岸好太郎。

岡田三郎助に師事。
1924年、三岸好太郎と結婚。
1936年、長谷川春子ら女性画家7人で七彩会を結成。
1946年、女流画家協会を創立。
1968年からは南仏に居を移して、作品の制作をする。1991年に帰国。

代表作に『くちなし』『飛ぶ鳥』等。

文化功労者。尾西市の名誉市民。
1998年、三岸節子記念美術館を開館する。

鑑定人・鑑定機関

日動画廊内各鑑定委員会
〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-16
Tel:03-3571-2553
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