内田あぐり(うちだ あぐり、1949年(昭和24)~(現在))
東京都出身。武蔵野美術大学日本画科卒
在学中の1972年新制作協会展に初入選。
以降74年より、同会展日本画部が独立した創画会展に出品。
75年第2回展にて創画会賞を受賞(以降も87年14回展・91年18回展にて同賞を受賞)。
92年に同会会員に推挙される。
創画会春季展にも出品を重ねており75、77、85~87と5度の春季賞を受賞。
さらに各種公募展にも積極的に参加し85年に日本画裸婦大賞展にて佳作賞、
93年第12回山種美術館日本画大賞展にて大賞などを受賞。
作品では女性像を主なモチーフに人間性を表現し着物姿、半裸、裸婦、
または女性群像を手掛けるが作品全体に絵具を濃厚に塗り重ねて
重厚で奥深い世界観を創造、その真理には現代社会への強いメッセージ性が内包されており
人間の在り方を問いかけている。