二代 少庵宗淳 少庵 (1546年-1614年)
利休が秀吉の命により切腹、一家が離散したときに家督を継ぎ、苦難ののちに千家を再興させた
タグ: 茶道
初代 利休宗易 抛筌斎
初代 利休宗易(抛筌斎 ほううんさい) 1522年-1591年
千利休の名で広く知られる現在の茶道の原型を作った人物
国末期から天正年間、安土桃山の時代を生き、織田信長、豊臣秀吉という2人の天下人のもとで、わび茶を極めた
初代 長次郎
(生年不詳~1589年)
千利休に従い、赤樂茶碗、黒樂茶碗を造り樂焼を創設
その造形美は千利休の侘の思想が濃厚に反映され、独創的で深い存在感を放つ
土風炉・焼物師 西村(永樂)善五郎
千家十職の一つ「土風炉・焼物師」であり、代々土風炉(どぶろ)、茶碗などを製作
・西村宗禅(初代)(?-1558年)
・西村宗善(2代)(?-1594年)
・西村宗全(3代)(?-1623年)
・西村宗雲(4代)(?-1654年)
・西村宗筌(5代)(?-1697年)
・西村宗貞(6代)(?-1741年)
・西村宗順(7代)(?-1744年)
・西村宗圓(8代)(?-1769年)
・西村宗巌(9代)(?-1779年)
・永樂了全(10代)(1770年-1841年)
・永樂保全(11代)(1795年-1855年)
・永樂和全(12代)(1822年-1896年)
・永樂回全(13代)-13代は二人
・永樂曲全(13代)-13代は二人
・永樂得全(14代)(1852年-1909年)
・永樂妙全-14代の室(1852年-1927年)
・永樂正全(15代)(1879年-1932年)
・永樂即全(16代)(1917年-1998年)
・永樂而全(17代)(1944年-)
・永樂善五郎(18代)
一閑張細工師 飛来一閑
飛来 一閑(ひき いっかん)
千家十職の一つ 一閑張細工師の当主が代々襲名
・初代 一閑 萬暦六年(1578年) ― 明暦三年(1657年)
・二代 一閑 生年不詳 ― 天和三年(1683年)
・三代 一閑 生年不詳 ― 天和三年(1683年)
・四代 一閑 生年不詳 ― 享保十八年(1733年)
・五代 一閑 生年不詳 ― 寛保元年(1741年)
・六代 一閑 生年不詳 ― 延享三年(1746年)
・七代 一閑 生年不詳 ― 寛延三年(1750年)
・八代 一閑 生年不詳 ― 宝暦三年(1753年)
・九代 一閑 生年不詳 ― 天明八年(1788年)
・十代 一閑 宝暦七年(1757年) ― 文政十三年(1830年)
・十一代 一閑 寛政三年(1791年) ― 明治五年(1872年)
・十二代 一閑 文政四年(1821年) ― 明治三十年(1897年)
・十三代 一閑 安政六年(1859年) ― 大正二年(1913年)
・十四代 一閑 明治二十七年(1894年) ― 昭和五十二年(1977年)
・十五代 一閑 大正十五年(1926年) ― 昭和五十六年(1981年)
・十六代 一閑 昭和三十八年(1963年) ―
表具師 奥村吉兵衛
奥村 吉兵衛(おくむら きちべえ)
千家十職の1人、表具師
・初代 吉右衛門(元和4年(1618年)~元禄13年(1700年))
・二代 吉兵衛(1633年~享保4年(1719年))
・三代 吉兵衛(1666年~寛保3年(1743年))
・四代 吉五郎(1737年~天明元年(1781年))
・五代 吉兵衛(1755年~文政8年(1825年))
・六代 吉兵衛(1780年~嘉永元年(1848年))
・七代 吉次郎(1795年~天保8年(1837年))
・八代 吉兵衛(1804年~慶応3年(1867年))
・九代 吉兵衛(1840年~明治41年(1908年))
・十代 吉次郎(明治2年(1869年)5月~昭和19年(1944年))
・十一代 吉兵衛(明治34年(1901年)~)
・十二代 吉兵衛
当代
袋師 土田友湖
土田 友湖(つちだ ゆうこ)
千家十職の一つ、袋師
・初代 友湖(1687年 – 1757年)
・二代 半四郎(1736年 – 1757年)
・三代 半四郎(1746年 – 1784年)
・四代 鶴寿院貞松(1719年 – 1801年)
・五代 半四郎(1778年 – 1825年)
・六代 半四郎(1803年 – 1883年)
・七代 半四郎(1835年 – 1911年)
・八代 半四郎(1861年 – 1911年)
・九代 半四郎(1892年 – 1914年)
・十代 浄雪院妙要(1859年 – 1940年)
・十一代 半四郎(1902年 – 1965年)
・十二代 半四郎(1939年 – )
金物師 中川浄益
千家十職のひとつで 金物師(かなものし)
華やかな金を用いつつ千家のわびの精神を損なうことなく茶道具の中に自然に溶け込ませる意匠は見事
・初代 中川紹益 1559(永禄2)年~1622(元和8)年
・2代 中川浄益 1593(文禄2)年~1670(寛文10)年
・3代 中川浄益 1646(正保3)年~1718(享保3)年
・4代 中川浄益 1658(万治元)年~1761(宝暦11)年
・5代 中川浄益 1724(享保9)年~1791(寛政3)年
・6代 中川浄益 1766(明和3)年~1833(天保4)年
・7代 中川浄益 1796(寛政8)年~1859(安政6)年
・8代 中川浄益 1830(天保元)年~1877(明治10)年
・9代 中川浄益 1849(嘉永2)年~1911(明治44)年
・10代 中川浄益 1880(明治13)年~1940(昭和15)年
・11代 中川浄益 1920(大正9)年~2008(平成20)年
・現在当主は空席
指物師 駒沢利斎
駒沢利斎(こまざわ りさい)
千家十職の一つ 三千家御用達の棚や香合、炉縁などを製作する指物師が代々継承する
・初代 駒沢宗源 生年不詳~延宝年間(1673~81)
・2代 駒沢宗慶 1628(寛永5)年~1693(元禄6)年
・3代 駒沢長慶 生年不詳~1686(貞享3)年
・4代 駒沢利斎 1673(延宝元)年~1746(延享3)年
・5代 駒沢利斎 1707(宝永4)年~1764(宝暦14)年
・6代 駒沢利斎 1739(元文4)年~1803(享和3)年
・7代 駒沢利斎 1770(明和7)年~1855(安政2)年
・8代 駒沢利斎 1796(寛政8)年~1846(弘化3)年
・9代 駒沢利斎 1819(文政2)年~1862(文久2)年
・10代 駒沢利斎 1841(天保12)年~1866(慶応2)年
・11代 駒沢利斎 1852(嘉永5)年~1902(明治35)年
・12代 駒沢利斎 1876(明治9)年~1896(明治29)年
・13代 駒沢利斎 1883(明治16)年~1952(昭和27)年
・14代 駒沢利斎 1909(明治42)年~1977(昭和52)年
・吉田博三 14代駒沢利斎の甥の息子 15代を襲名するべく修行中
塗師 中村宗哲
千家十職の塗師 中村家は、400年近く続く塗師の家
・初代 宗哲 (1617年~1695年)
・二代宗哲(1671年~1706年)
・三代宗哲(1699年~1776年)
・四代宗哲(1726年~1791年)
・五代宗哲(1764年~1811年)
・六代宗哲(1792年~1839年)
・七代宗哲(1798年~1846年)
・八代宗哲(1828年~1884年)
・九代宗哲(1856年~1911年)
・十代尼宗哲(1862年~1926年)
・十一代宗哲(1899年~1993年)
・十二代宗哲(1932年~2005年)
十一代長女 女性として初めて正式に千家十職当主として認められた人物
次女は漆芸家(十三代宗哲)、三女は陶芸家(四代諏訪蘇山)
・十三代宗哲(1965年~
父三代諏訪蘇山・母十二代中村宗哲の次女